298・禁煙体験
無趣味な初老は紹介できるようなネタがなく「いっぷく」どうするかなぁと悩んでいて、「いっぷく」ならタバコだろうと思いつき私の禁煙体験を紹介します
私はかれこれ20年以上、禁煙前は1日2箱を吸うヘビースモーカーでしたが2010年10月に禁煙し14年が経過しています当時はもう分煙化が当たり前でしたが個室を与えられていた私はキーボードの横に灰皿をおいて仕事ができるという喫煙者にとっては不自由ない環境でした
私にとってタバコへの依存は大きく椎間板ヘルニアで手術する日も朝のうちに、翌日麻酔が切れ想像を超える痛みがあっても歩行器を使い喫煙場所まで行ったくらいで、それまでは「止められるわけがない」と禁煙や本数を減らすといったことも試したことはありませんでしたが禁煙を決意したのは1箱100円程度の値上げ(増税)でした
タバコを吸い始めてから値上げは何度もありましたが「100円は大きい」と感じ、なんのための値上げなのか調べてみたら「たばこ税」でした。使用用途は各地方自治体所掌だったと記憶しています
税金・・・・・
私は喫煙場所が整備されるどころか、どんどん隅っこへ追いやられている現状に「バカくさいな~」と思い禁煙を思い立ったのでした。
外の喫煙所
禁煙に成功、または失敗した人達に「禁煙しようと思う」と持ちかけ、良い知恵がないか色々話を聞いていたところ、一人の先輩が「代償がない試みは決意が軽いので失敗するだろう」と医療機関での「禁煙外来」を教えてくれました。値上げ前に1箱300円のタバコを40箱買いつつも、まずは禁煙外来を受診しました。その診療内容は
・呼気の一酸化炭素の濃度測定
・薬の処方
受診回数、薬の量で金額は変わりますが、私は1回あたり6~7千円で、2回の受診と4週間分の薬合わせ1万数千円で済んだと記憶しています。
タバコへの依存はニコチンが脳内の細胞とくっつき快楽を得られるとのことで、処方される薬は細胞にフタをしてニコチンと結合しない働きがあるとのことで、本数を減らす意識はしていたものの無理なく2週目には1日7~8本になっていました。
ただ何日も7~8本が続き「ピタッと止められるきっかけがないな~」と思っていたところ、早出の用事があり寝起きの一服を我慢して出勤したところ、その後も吸わずにいることができ今に至ります
私が禁煙できたのは禁煙外来への受診が大きいですが、禁煙前に色々話を聞き失敗した人の話が参考になったのも大きかったです。宴会などの飲酒時に「ちょっともらいタバコ」からまた吸いだしたとか…
禁煙して3年くらいまではタバコを吸う夢を見て「やべぇ吸っちまった!」と目が覚めたらタバコを持った形の手が口元にあったとかたまにありました
禁煙を勧めるためではありませんが、禁煙を考えている方には参考になればと思います。
倉庫担当 i