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来年度の美しい芝草づくりの安全・安心な管理方法のご提案

芝生管理者の皆様へ

 

当社は創業113年目を迎えます老舗であり、社会にお役に立つ企業を目指し、お客様からのご信頼を頂くことをモットーとして企業活動を進めている会社であります。

 北海道にゴルフ場が出来始めました1960年代から、府県とは異なった気候風土の中で、洋芝管理への技術提案を進めてまいりました。現在も道内のゴルフ場を始め、サッカー場やスポーツグラウンド、公園等へ数多くの洋芝草管理へのお手伝いをさせて頂いております。
土壌や地域に合った、年間を通して健全なターフコンディションの為の施肥方法、病害虫の発生メカニズムと的確な防除方法、雑草の種類別防除方法など、プレイヤーの方々に安全で安心な美しい芝生の上で楽しんで頂けるノウハウをご提案させて頂いております、専門部所です。

 

1.芝草管理方法の例
【雑草防除】
タンポポ、ブタナ、ホワイトクローバー等の広葉雑草はスポーツ芝草ではプレイヤーの「けが」の原因の一つでもあるやっかいな雑草です。スポーツ大会等の終了した10月中旬に除草剤「ブロードスマッシュSC」を0.08㏄/㎡当たり水量200㏄又は11月中旬に除草剤「サーベルDF」を0.002g/㎡当たり水量200㏄で雪が降る前に散布しておきますと雑草防除が簡単に出来ます。又翌年の春から夏まで雑草が生育せずにプレイヤーにも安心してプレーして頂けます。

 

シロツメクサ①

シロツメクサ処理前

シロツメクサ②

シロツメクサ処理後

タンポポ①

タンポポ処理前

タンポポ②

タンポポ処理後
【害虫防除】
7月~9月頃芝草の根を食害し、枯らせてしまうコガネムシ類の幼虫が大発生致します。この幼虫を食べるためカラスやキツネが芝草をはがしてしまう被害は甚大なものです。
このコガネムシ類やスジキリヨトウの被害を食い止めるための新技術として殺虫剤「アセルプリン」を雪の降る前の10月下旬頃に0.05㏄/㎡当たり水量500ccで散布しておきますと、翌年7月迄は殺虫効果が持続します。
但し、夏に成虫(親虫)が卵を産み付けますので、毎年秋に散布することでコガネムシの被害を防ぐことが出来ます。

 

マメコガネ

マメコガネ成虫

コガネムシ①

コガネムシ幼虫

コガネムシ②

コガネムシ幼虫被害

スジキリヨトウ①

スジキリヨトウ幼虫

スジキリヨトウ①

スジキリヨトウ被害
【病害防除(雪腐病)】
雪融け前の早春に芝草が枯れる病気(雪腐病)は北海道の芝草管理の最大の病害です。褐色小粒菌核等5種類もの病原菌が関与しており、北海道内の地域により、又雪の深さや根雪の期間により5つの病原菌が相互に関連し合って発病する厄介な病気です。
長年のフィールド試験で最も安全で効果が認められ、幅広い菌に効く「ユキスター水和剤」を1g/㎡当たり水量200㏄で根雪の前に散布しておきますと、翌春は美しい芝草が持続出来ます。

 

雪腐病①

雪腐病激発区①

雪腐病②

雪腐病激発区②

雪腐病③

薬剤防除区①

雪腐病④

薬剤防除区②
【施肥方法】
秋の芝生は夏の間にはプレイヤーに踏まれ、傷つけられて大変にいたんでおり、植物としての栄養も劣り最悪の状態です。これでは道内の厳しい冬を乗り越える事は出来ませんし、早春に美しい緑を出すことも出来ません。
当社では、春早くから雪の降るまで、安定した強い芝草づくりの施肥方法や肥料の種類の検討を進めて来ましたが、9月中~10月中旬頃に、早効き・中効き・遅効きの肥料成分を配合した特別な緩効性肥料「ドラコンLL550(80日タイプ)」を20~25g/㎡当たりに施用して置くことにより早春の芽出しも早く、土壌条件や気象条件により前後しますが、6月上旬頃まで安定した緑を保ちます。
翌春の6月上旬にもう一度緩効性肥料「イーグルUF449(100日タイプ)」を施用しますと10月上旬頃迄安定した芝草づくりが出来ます。1年間2回の施用でプレイヤーに気づかれずに安定した芝草づくりが可能となります。

 

イーグル①

イーグルUF449(フェアウェイ)①

イーグル②

イーグルUF449(フェアウェイ)②
2.資格を有した年間のスタッフ
緑の安全管理士3名がお客様の芝草を診断した上で、最適な設計を致します。その上でお見積りをさせて頂きますのでご一報下さい。尚、ホームページでのお問い合わせも受付けております。
3.問い合わせ先
株式会社日の丸産業社 営業部 グリーンサービス課
課長 弓削 知憲
下平 輝正
佐々木 豊
吉野 めぐみ(窓口担当)

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